給湯機器各メーカーの強み
こちらでは給湯機器各メーカーの強みをご紹介いたします。
リンナイの強み
リンナイの強みは何と言っても、グローバル企業としての長い歴史です。別ページでもご紹介したように、1970年代に海外初の製造拠点となる台湾を皮切りに、アメリカや韓国、オーストラリア、ブラジルなどに次々と海外拠点を設立します。早い時期からリンナイが海外進出をした理由には、リンナイの基本方針にあります。リンナイでは各国の食・住文化の向上に貢献すること、「現地社会への貢献」を基本方針に掲げ事業展開を行っています。そのため、品質や物づくりに対する姿勢はグループ全体で統一されていますが日本流をそのまま展開するのではなく、その国や地域、生活様式やエネルギー政策にマッチした運営方法を導入しています。このような「地産地消」のスタイルが海外からのリンナイブランドへの評価に繋がり、現在では9ヶ国で現地生産を行い、海外16ヶ国にグループ会社を設立するまでに発展したのです。もちろん、その評価の高さは海外だけでなく国内においても同様です。
ノーリツの強み
ノーリツの強みと言えば、「エコ・ファースト企業」としてすべての製品分野で省エネルギーに取り組んでいることが挙げられると思います。他社でも生産しているエコジョーズにおいてもノーリツ製品は細かなところまで省エネ性能を追求しています。省エネに力を入れるばかりではなく、マイクロバブルやUV(紫外線)で除菌が出来る機能をもった給湯器の販売など、快適性にも力を入れている企業です。また、他社には無い強みとして、システムバスなどの製品も製造しています。給湯機器のみならず浴室全体をシステムとして製造販売することにより、エコで快適なお風呂文化を提案している企業です。
パロマの強み
パロマの強みと言えば、国内にある磐石の経営基盤ではないでしょうか。
パロマの創業というのは別ページでもご紹介しように明治44年となっており、創業から100年以上の歴史となっています。100年以上の歴史を積み重ねてきたパロマは現在、国内に78拠点もの営業所があります。そうした国内に磐石な経営基盤があるからこそ、事業所を海外拠点にも増やすことが可能になっています。また、パロマの強みと言えば、技術の高さも注目すべき点です。
調理油過熱防止装置や不完全燃焼防止装置を生み出したのはパロマであり、燃焼熱効率96%というのは世界でもトップクラスの数字になっています。この技術の高さは100年以上の歴史の中で培われたもので、現在の開発においても継承されています。
また、最近では米国の給湯器トップメーカー のリームマニュファクチャリング社をグループ傘下にしており、アメリカ、メキシコ、カナダ、オーストラリア、 ニュージーランド、中国等に工場を持ちグローバルに事業展開をしています。
パーパスの強み
パーパスの強みと言えば商品開発力にあると思います。現在広く国内に普及しているエコジョーズを最初に開発したのはパーパス社。現在多くの家庭に普及しているインターホンを最初に開発したのもパーパス社です。また、その商品力から大阪ガスの「ウィズガス商品ヒット賞」、「品質大賞」、日本ガス協会の「技術賞」など様々な賞を受賞している技術力の優れた会社です。また、業務用の給湯機器分野においてパーパス製品を採用している飲食店が多くあるのも商品力によるものと思われます。